ただなんとなく生きてます

僕が天に召される日まで、ちまちま書いてみるよ。

好きだった破裂音

こんにちは。今日もただなんとなく書きます。

 

小1の頃、兄の友達から駄菓子屋で、パチンコと、

 

癇癪玉を買ってもらった。

 

こ、これか…

 

この人の庭にいつも落ちてて

 

緑色が大好きだった。

 

壁に、渾身の力で投げると破裂する。

 

この人は、すぐ爆竹を使うのだが、

 

僕はこちらの方が好きだった。

 

何日か放置しても、ちゃんと破裂する。

 

不思議なボール…それが癇癪玉でした。

 

そうか…投げなくてすむんだ…

 

いつも渾身の力で投げていた。

 

川で、平たい石でピョンピョン投げをする時みたく、

 

肩を痛めるんだよ。

 

 

パチンコにセットした。

 

ビシュッ!!!    パン!!!

 

うわあ…楽しいけど、怖い。

 

この人は、すぐに人を的に選んだ。

 

 

自転車で走ってる人を狙って驚かせ、

 

結果、その人から殴られていた。

 

なんでいつもこの人は…

 

 

あの野郎!!やり返す!!

 

この人は言った。

 

うわ…と言うほどの量の癇癪玉を用意している。

 

逆恨みもいいところ。

 

袋のまま、その人のクルマの下に置いたり、

 

自転車で何度も往復して

 

家の前の道路にバラ撒いた。

 

この人の家は、僕の家の超近所。

 

うわぁ…やだなぁ…

 

彼が心配になった。

 

そしてバイバイした。

 

家に帰る。今日はこれ以上一緒にはいられない。

 

そんな気がしたから、

 

お昼ご飯を理由にバイバイしたんだ。

 

この人の火薬を使う遊びは、

 

時間ごとに酷くなるから、

 

帰り時を間違えると、僕まで人から殴られる。

 

 

さっそく破裂音が始まる。

 

車が通過するたびに、ばら撒いてあるやつを踏む

 

あれだけの量だ。ずっと鳴り続けるだろう。

 

タイヤの下に置いたやつが破裂した連続音もした。

 

あまりに鳴り止まないので

 

しまいにゃ、うちの親までが

 

『こんな時間まで花火やってるよ…』

 

とつぶやいていた。

 

布団に入ってからも、

 

時折数回破裂した。迷惑だけど、

 

なんかあの音が好きだった。

 

癇癪玉って、そういや、最近見ないね。

 

まだ売ってるのかな!?

 

僕が小さい時は、

 

普通にローソンでも売ってた気がしたんだけど…