ただなんとなく生きてます

僕が天に召される日まで、ちまちま書いてみるよ。

ひなまちゅり

こんばんわ。今日もただなんとなく書きます。

 

友達がギターをやっていた。

 

応援していて、一度ライブハウスも行った。

 

好きな歌ではないうえ、10人くらいの客の中、

 

『ノリが悪い』と変なやつに飛びつかれた。

 

飲み屋を周り、歌を披露したりしていた。

 

時々、ランシドのルビソホを弾く。

 

そこだけが好きな感じでした。

 

 

ある日、2人でドライブをしていた時、

 

ラジオを聴いていた。

 

『こ、こ、こ、こ、今週の第一位!!』

 

『ミニモニ!ひなまちゅり!!』

 

歌が流れる

 

〜♪

 

友達は言った。

 

『俺、ギター辞めるわ…』

 

友達に引導を渡した『ミニモニ』が

 

なんか憎たらしくなった。

 

ひなまちゅり…

 

僕は、ひな祭りにトラウマしかない。

 

 

幼なじみがひな祭りだから、おいでと言う。

 

僕は、菱形のおこしみたいなやつが好きで

 

特に、緑色を食べたかった。

 

女の子だけの祭。うらやましい。

 

なんで男は、かしわもちなんだろう。

 

あの菱形が食べたいのに…

 

 

幼なじみの家に上がる。

 

両親は留守だった。買い物に行ったらしい。

 

彼女が雛壇を見せてくれる。

 

特に興味はない。

 

菱形が食べたいだけ。

 

彼女が来る。

 

!?

 

全裸で現れた。

 

今なら大喜びするだろうが、

 

当時は唖然とするしかなく、

 

軽くうろたえた。

 

僕の目の前で、全裸で前転をしたりした。

 

『ねぇ。おしりモーニーって知ってる?』

 

僕に問いかける。

 

…知るわけがない。

 

たった今、検索してみた。

 

なんにも引っかからない。

 

いまだに知らないって事だね。

 

 

その時、彼女の母親が帰って来た。

 

全裸の彼女に寄り添う僕に驚いたみたいで

 

それ以来、急激に彼女と会わせてもらえなくなった。

 

 

年上の友達と遊んでいた。

 

どちらも旧知の仲で

 

姉と兄みたいな感じ。

 

しばらく遊んでバイバイした。

 

年上の友達は一人暮らしをしていた。

 

あ、ひな祭りか。

 

あの2人に、ひなあられでも買っていくか。

 

僕は、もう一度この家に戻った。

 

ピンポンを押す。

 

すぐに開かなかった。

 

友達は、ベルトをカチャカチャしながら現れ

 

上半身は裸だった。

 

暗い部屋の奥に、お姉さんがタオル一枚でいた。

 

『あ、あ、あのね、ひ、ひなまつりだからっ』

 

僕は、ひなあられを渡して玄関から立ち去った。

 

ひな祭り。

 

僕は、マジでトラウマ。