ただなんとなく生きてます

僕が天に召される日まで、ちまちま書いてみるよ。

僕は、猫派

こんばんわ。今日もただなんとなく書きます。

 

超ブラックな会社に入社してしまった。

 

恒例の、17:00にタイムカードを切るやつ。

 

そのまま働くと、終電になる。

 

そして始発で出社するのさ。

 

ヘトヘトになり、片目だけ二重まぶたになった。

 

 

お前、バカなのか!?そんな仕事、

 

割り切るより、見切りをつけろ!

 

僕にはそれができない。

 

後で後悔するくせに、必ず1年は在籍してしまう。

 

若さを失う事を理解できないわけさ。

 

 

ふぅ〜〜〜

 

今はもうできないでしょう?

 

駅のホームの端っこでは、

 

タバコが吸えたんだょ。

 

定期券って、まだあるのかな?

 

この仕事の後、電車を使う仕事を選ばなくなり、

 

工場勤務ばかり繰り返した。

 

時代は変わり、Suicaなるものがある。

 

テレホンカードみたいな、

 

バスカードってやつを使っていた僕からしてみたら、

 

工場勤務を辞めた時は、

 

浦島太郎状態になったよ。

 

僕はこの頃、定期を持っていた。

 

 

さてと…帰るか。

 

明日も始発。早く寝ないと。

 

街は寝静まるわけだけど、

 

ただ帰宅して寝るだけが、なんかもったいなくて

 

ついつい、明るいところに寄ってしまう。

 

それがコンビニだった。

 

当時、僕は不安定な心だったのかな…

 

ボールペンばかり買ってたよ。

 

退職した時、僕の荷物のほとんどが

 

ボールペン。わらっちゃうね。

 

終電から降りて、コンビニ。

 

いつもボールペンと、たけのこの里を買う。

 

そんな客だった。

 

 

コンビニを後にする。

 

ここから先は、街頭の少ない暗い道。

 

特に恐怖はないけど、

 

朝が来るのが嫌だった。

 

でも、この先には、ある楽しみがあった。

 

 

ふふ。ほら、来た!!

 

嬉しそうに走ってくる。

 

ふわっふわな犬。

 

僕は、犬は嫌いだが、この犬は違う。

 

首輪に『シェリー』と書いてある。

 

スーパーファミコンの名作、

 

タクティクスオウガの主人公の敵側、

 

バクラム軍に『シェリー』という女性がいた。

 

あの人の影響で、この犬が好きになった。

 

シェットランド?っていうのかな。

 

ちっこいコリー。

 

一度も吠えないし、舐めてこない。

 

高貴な佇まい。まさにシェリー。

 

こいつと、たけのこ里を半分こして帰る。

 

それが一番の楽しみだった。

 

 

カリ、コリ、カリッ。

 

んー!今日もかわいいネ!シェリー。

 

深夜に、犬と話している僕。

 

不気味だのぅ…

 

…この時間は永遠ではなかった。

 

深夜の密会が、バレたのだ。

 

バクラム軍には、司祭がいて

 

そいつの名は、

 

ブランタ・モウン

 

まさに、そんな感じの奴が

 

シェリーを連れ戻しに来た。

 

『このバカ!!犬にチョコなんか!!』

 

僕は、追い払われた。犬の様に。

 

 

彼女をブランタに奪われた僕は、

 

翌日から、駅まではバイクで行く様にして

 

この深夜の癒しは消えた。

 

もっとよく考えたら、

 

バイクで通った方がいい事に気がつく。

 

会社は反対したが、バイク通勤が許された。

 

シェリー、俺はまだ、バカと呼ばれているかぃ?