ただなんとなく生きてます

僕が天に召される日まで、ちまちま書いてみるよ。

Bダッシュ

こんばんわ。今日もただなんとなく書きます。

 

駅で、自転車が盗まれた。

 

住んでいたところは、鍵をかける習慣がなかった。

 

この街は、鍵をかけないと、たった1日でなくなる。

 

ほんとに、悲しい事ですね。

 

友達が言った。

 

『これ乗ればいいじゃん!』

 

見ると、倒れて、忘れ去られた様な状態のチャリ。

 

可哀想に…乗り捨てられたのか。

 

潰れたカゴには、力水とかいう飲み物のビン。

 

きっと、今日盗られた僕のチャリもこんなふうに…

 

 

よし!僕が助けてやる。

 

今日から、僕が、きみの相棒だ!

 

ぞうきんで綺麗にしてあげた。

 

556をシュッ!!元気になれよ。

 

鍵も買ったんだ!

 

番号は、5555

 

これを5554にしてとめておくと

 

僕の友達に盗まれる。

 

 

乗り始めて数日が経っただろうか…

 

僕が、鍵を、5556から5555にして、

 

自転車にまたがったら、

 

1人の男性が近づいて来た。

 

『こんばんは。これは、あなたのですか?』

 

はぃ…        ん!?

 

あげるっ!!!

 

チャリをその人の方に差し出したあと、

 

僕は超高速で走り出す。

 

知っている地形…家の並び、通れるフェンス、

 

近道の茂み、土手に見えて降りれるところ…

 

信号のない十字路、そのあとの人混み。

 

知らない街だったら、こうはいかないだろう。

 

瞬時に全てを繋ぎ合わせて走る。

 

 

ふうっ!ふうっ!ふうっ!!

 

はぁっ!はあっ!はあっ!!

 

なんでこんな思いをしないといけないんだ!!

 

バイクも乗れるのにっ!!!

 

あ、そうか。バイクだ。

 

翌日から僕は、バイクで2つ隣の駅から

 

電車に乗る習慣がつきました。