ただなんとなく生きてます

僕が天に召される日まで、ちまちま書いてみるよ。

一年前の今日

 

新年となりましたね。旧年は、こんなブログを

 

読んで頂けた事、本当に嬉しく思います。

 

皆様と、来年の元旦もこんなふうに話せてるといい。

 

 

去年の元旦、父親の家にいた。

 

父親は、二度目の離婚で1人になり、よく僕を呼ぶ。

 

父親から電動チャリを借りる。

 

彼女に会いに行くんだ。

 

颯爽とまたがる。あ、あれ…  空気がない。

 

少ない時間なのに、チャリを押して彼女の家に向かう

 

途中に、チャリンコ屋を見つけて空気を入れた。

 

軽い整備をしてくれて、嬉しさのあまり、

 

その店で、六角レンチを買った。

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もう、一年になるのか…

 

彼女の部屋に行く。

 

余裕なんかないだろうに、

 

僕の好きなお菓子をたくさん買って待っていてくれた

 

久しぶりにゆっくり過ごせるんだ。

 

昔、一緒に暮らした様に、僕はのんびり…

 

 

僕の荷物は任天堂Switch。

 

彼女とモンスターハンターをやるために来た。

 

彼女はとても喜んだ。

 

大きなテレビは相変わらず。

 

そして、彼女の強さも相変わらず。

 

むしろ、僕は、弱体化していた。

 

新しい操作に馴染めず、なかなか戦力にならない。

 

彼女は言う

 

『新作が6月に出るから、強くしてあげる』

 

当時、僕らは『モンスターハンターG』をやっていて

 

隣同士のテレビということもあり、

 

4人で戦う様な敵でも、2人で行けた。

 

あのくらいの強さが今もあればなぁ…

 

 

彼女が食事を作ってくれた。

 

あんまり嬉しくて、彼女の髪を撫でた。

 

 

工場勤務の時は17連休とかあって、

 

おまけに給料もアホみたいに良い。

 

転職をした僕は、もう違うんだ。

 

電話が入る。

 

楽しい時間は終わり告げる。

 

寂しそうな彼女の顔が浮かぶ。

 

たくさんのお菓子に視線を送るのが辛かった。

 

 

『ほら!これ持ってって』

 

『酢の物作ったの。どうせ、馬鹿みたいに、

 

お父さんに食べさせられるんでしょ?』

 

父親は、心霊スポットみたいな家に住んでいて

 

作る料理もやばい物が多かった。

 

何回も食中毒をくらったよ。

 

それでいて、これくえ!これくえ!やるんだ。

 

ありがた迷惑というのは、この人のためにある。

 

僕は、酢の物を受け取って、彼女と別れた。

 

彼女は言う

 

箱根駅伝見ながらたべなョ』

 

楽しみにしててくれたのだろうに、

 

ほんと僅かな滞在時間。後ろ髪を引かれた。

 

 

今日、父親からチャリを借りた。

 

会社の事務所に戻るためにね。

 

跨る。   …あ、空気がない…

 

一年前と同じ事してる。

 

僕はチャリを押して行くことにした。

 

 

懐かしい。この道を通り、駅に行った。

 

高一。そして、就職一年目。

 

色々変わってる。

 

僕が初めてこの道を歩いた時、

 

学生服の女の子が花を持っていた。

 

卒業式なんだな…

 

その子が、家族と写真を撮っていた家も

 

建て替えてあって、表札が二つになっている。

 

過ぎた年月は、なんとも言えない気分になる。

 

荷物の散らばってる家はそのまま。

 

他は、新築が目立つ。

 

前に書いた、シェリーって犬もいない。

 

小屋もないからもう違う世界にいるんだろう。

 

破魔矢を持って歩く人たちとすれ違う。

 

初詣なんだな。

 

 

事務所についた。

 

任天堂Switchに視線を送る。

 

彼女は5月に他界して、

 

6月の新作をやることはなかった。

 

かなりの強さのキャラだったから、

 

新作の引き継ぎで、その新しい世界を

 

存分に走り回って欲しかった。

 

 

僕は、力が欲しい。

 

僕を頼ってくれる人全てに応えたい。

 

そして、僕が力尽きた暁に

 

向こうで会った時、笑って髪をなでてやりたい。

 

見ててくれ。何年経っても、馬鹿なままの僕を。

 

 

明日から、箱根駅伝か…

 

遊びに行くブログの記事のコが、

 

ハーフマラソンを目標にしてた。

 

僕もそれをしてみたくて、

 

靴だけもってるんだ。

 

まともに運動したことがないから、

 

1キロ走れるまでに1年かかりました。

 

1キロのタイムは12分。 わらっちゃうよね。

 

でも、中学時代、

 

深夜に追われて逃げる様な時の速さは

 

仲間内で一番速かった。

 

 

ONとかいう靴で、

 

足首を壊した僕に、やたらフィットする。

 

タバコ肺だけど、やってみようかな。

 

今から仕事を少しやって、

 

チャリの空気を入れて帰ろうと思う。

 

 

ある人が、今年は八方塞がりという、

 

僕の厄年だと言う。

 

そんな波乱があったら、それをここで

 

みんなに報告するのもまた一興。

 

人を悲しませるだけの生き方はもう嫌だ。

 

みんなで笑って過ごしたいね。

 

どうぞ、本年もよろしくお願い致します。