ただなんとなく生きてます

僕が天に召される日まで、ちまちま書いてみるよ。

☆#*$

こんにちは。今日も、ただなんとなく書きます。

 

昔、上司の家で引越しがあった。

 

力を貸してくれないかな?って事で、

 

僕らは動いたんだ。

 

僕にしては珍しく、職場の部下を連れて来た。

 

『先輩!俺、ひとんちの引越しとか初っスよ』

 

部活動とかでは先輩って、厳しいんでしょ?

 

僕は小さい頃から、4個上の人に

 

激烈に甘々に可愛がられていたので

 

下に着く奴に対して、異常な程甘かった。

 

 

手伝い内容は、力を必要とするだけあって、

 

重量物が多かった。業者呼ぶレベルか…

 

『先輩、こいつ、マジ重いっス』

 

『1人で持ったら、死んでしまいそうです』

 

僕は、かまぼこ板を使い、重い物でもずらす。

 

『先輩、マジでアイデアマンですね。好きっス』

 

こいつは、いちいち言う事が可愛い。

 

タンスをずらしたら、

 

裏に落ちていた物が出てくる。

 

奥さんのだか娘さんのだかわからないが、

 

ブラジャーが出てきた。

 

『うわぁ!先輩、俺これ、結構欲しいっス』

 

『誰も見てなかったら、死んでしまいそうです』

 

あはは!死ねッ!!

 

僕の上司は、こいつの顔に、ブラジャーを投げた。

 

終始和やかに引越しの荷物運びは終わった。

 

 

[お疲れ様です。今日は本当に助かりました!]

 

娘さんが、お茶を持って来てくれた。

 

その背後に、子犬がいた。

 

『うおわああぁ!先輩、俺、犬ダメなんスよ!』

 

僕も犬は苦手だが、相手は子犬。

 

平気だよ!かわいいもんじゃんよ!

 

僕は寄ってきた子犬と遊ぶ。

 

子犬は、部下にも飛びついた。

 

『がぁぁ!先輩!俺、死んでしまいそうです!』

 

あはは。

 

子犬は、再度、僕のところに来た。

 

床に座り、相手をする。

 

顔を舐めてきた。唇を舐めてくる。

 

うわっぷ!!僕は、これが苦手。

 

娘さんが口を開いた。

 

[そのこ、さっき、うんち食べたよ!]

 

☆#*$     僕は、声にならない叫び声を出した。

 

部下は笑う。

 

『先輩が死んでしまいそうです』