こんにちは。今日も、ただなんとなく書きます。
昔、上司の家で引越しがあった。
力を貸してくれないかな?って事で、
僕らは動いたんだ。
僕にしては珍しく、職場の部下を連れて来た。
『先輩!俺、ひとんちの引越しとか初っスよ』
部活動とかでは先輩って、厳しいんでしょ?
僕は小さい頃から、4個上の人に
激烈に甘々に可愛がられていたので
下に着く奴に対して、異常な程甘かった。
手伝い内容は、力を必要とするだけあって、
重量物が多かった。業者呼ぶレベルか…
『先輩、こいつ、マジ重いっス』
『1人で持ったら、死んでしまいそうです』
僕は、かまぼこ板を使い、重い物でもずらす。
『先輩、マジでアイデアマンですね。好きっス』
こいつは、いちいち言う事が可愛い。
タンスをずらしたら、
裏に落ちていた物が出てくる。
奥さんのだか娘さんのだかわからないが、
ブラジャーが出てきた。
『うわぁ!先輩、俺これ、結構欲しいっス』
『誰も見てなかったら、死んでしまいそうです』
あはは!死ねッ!!
僕の上司は、こいつの顔に、ブラジャーを投げた。
終始和やかに引越しの荷物運びは終わった。
[お疲れ様です。今日は本当に助かりました!]
娘さんが、お茶を持って来てくれた。
その背後に、子犬がいた。
『うおわああぁ!先輩、俺、犬ダメなんスよ!』
僕も犬は苦手だが、相手は子犬。
平気だよ!かわいいもんじゃんよ!
僕は寄ってきた子犬と遊ぶ。
子犬は、部下にも飛びついた。
『がぁぁ!先輩!俺、死んでしまいそうです!』
あはは。
子犬は、再度、僕のところに来た。
床に座り、相手をする。
顔を舐めてきた。唇を舐めてくる。
うわっぷ!!僕は、これが苦手。
娘さんが口を開いた。
[そのこ、さっき、うんち食べたよ!]
☆#*$ 僕は、声にならない叫び声を出した。
部下は笑う。
『先輩が死んでしまいそうです』