ただなんとなく生きてます

僕が天に召される日まで、ちまちま書いてみるよ。

緑色のバケツ

こんばんは。今日は、もう一つ書いていくよ。

 

小学生の僕に、虫の取り方や、育て方。

 

そして名前を教えてれた人がいた。

 

ネットもない時代に、どこでそんなに

 

虫の名前を覚えたのだろうか。

 

きっと、本じゃないかと思うのだが、

 

まぁ、虫に詳しい人だったよ。

 

四つ歳が離れていたからか、

 

その人は虫よりも、バイクに興味を持ち出し、

 

小学生からバイクを乗り、

 

17歳で星になった。

 

弱いものをいじめる事が嫌いな人で、

 

ビン底メガネをかけていた僕を何度も助けた。

 

彼の歳を超えても、ずっと憧れを持っています。

 

スマホの待機画面は、この人の命を奪った電柱。

 

お墓の場所も知らない僕には、

 

この人のお墓はここだけなんだ。

 

 

バイクに乗るあの人を見ていたからか、

 

僕もバイクに乗る。

 

原付も、中免も、車も。

 

取得した時、全部この電柱に報告しに行った。

 

 

バイクで命を落とす…

 

皆さんの周りでもあったでしょうか。

 

私も何人もいます。

 

今年の初めにまで悲しい思いをした。

 

今日は、そのうちの1つ。

 

私が留守の時に到着した友人の話を書きます。

 

 

 

『今日、プレステやろうぜー!』

 

友達が言う。

 

おぅ!!いいよいいよ!うち来なよ!

 

友達の持ってた変なレースゲーム。

 

超面白かった。名前は忘れたが

 

今でもやりたいなって思う。とにかく笑える。

 

 

…僕は友達を待ったが来なかった。

 

まぁ、原付で、1時間の距離あったし、

 

違う予定でも入ったのかな…

 

当時、ポケベルしか連絡手段がなかったし

 

バイト行くね と、*2*2した。

 

バイトの先輩の家で遊ぶことになり、

 

僕はその日、帰宅しなかった。

 

 

その日、たまたま、寮にいた兄が遊びに来て、

 

僕と会えずに、僕の部屋に泊まっていたのだという。

 

その時に、僕の友達が来たらしい。

 

時間で言うと、深夜だったとか。

 

普段から僕の家には門限なかったし、

 

友達が深夜に来るのは普通だったので

 

僕は特に気にしなかった。

 

でも、変なことを兄が言った。

 

『名前だけ呼んで、廊下を歩き回って

 

転んで帰って行った』と…

 

兄が僕の部屋で寝ていたとしても、

 

部屋にぐらい顔出しに来るんじゃないかな…

 

 

学校に着いたら、昨日の16:30過ぎに

 

友達が死んだと聞かされた。

 

すり抜けを失敗して、川に落ちたと聞いた。

 

え…えぇ!?うちに来たのって誰???

 

悲しみもあるが、夜に来たのは…

 

 

もやもやしたまま帰宅して、兄から話を聞いた。

 

僕の名前を、数回呼んで、なんか転んで帰った。

 

転んだと聞いたあたりを見て、

 

僕は動きが止まった。

 

そいつの近所に、サークルKができた時、

 

2人でもらったバケツ。

 

それが倒れていた。

 

約束を破る事はしなかったのか…

 

僕に会えないままだったか…

 

そんな事を悲しみながら思っていた。

 

ほんとに、そいつが来たのかはわからないけど

 

誰に聞いても、

 

その日深夜にうちに来たって奴がいなかった。

 

なんかもやもやする出来事として記憶に残る。