ただなんとなく生きてます

僕が天に召される日まで、ちまちま書いてみるよ。

釣りに行こう

こんばんわ。今日もただなんとなく書きます。

 

昔、近所の川で釣りをしようと誘われた。

 

魚の口から針を外せない僕は、

 

ほんとは嫌だったが参加した。

 

 

長靴履いて川に降りて

 

手で掴む方が、なんか好きなんだ。

 

ナマズテナガエビミズカマキリタイコウチ

 

この川は、なんか、やたらととれた。

 

目の前をカワセミが通過する事もあった。

 

汚い川なんだけどね…

 

 

友達は、釣り餌を買って来ていたが、

 

ここの川の生き物でも釣れると言う。

 

石の裏になんか巣を貼る、

 

頭が黒くて体が緑の奴を大量に欲しいと言う。

 

それなら得意だわ!!釣りよりそっちが好きなので

 

僕は大量に集めてあげた。

 

『さすがー!!』友達は喜んだ。

 

 

針につけるところを横で見ていたら

 

思ったよりも残酷で横を向いた。

 

でも確かに、すげぇ釣れるの。

 

あっという間に、ウグイっていうのかな。

 

そんな魚でいっぱいのバケツになった。

 

友達は、バケツの魚を全部逃し、言う。

 

『あそこの深そうなとこで釣ろう』

 

 

どれどれ…

 

う、うわ。なんかやだなぁ…

 

関のように、跳ね上がり水を止めてある。

 

ゴミが大量にとどまり、水深は深そう。

 

さっきまで澄んでいた水とは違い、

 

深緑の、降りたくないようなところ。

 

顔をしかめて、ゴミを眺める。

 

沈んだ自転車の横に、日光をやたら反射する、

 

緑色の金属みたいなのがあった。

 

…なんだありゃ?

 

『次これ使おう!お前も釣れよ!』

 

大声で友達が言うので戻る。

 

『餌つけてあげるから一緒にやろ?』

 

そう言われてやる気になった。

 

餌は、ぶどうちゃん という芋虫の餌だった。

 

うわぁ…無理。

 

 

2人で始めるも、なんにも釣れなかった。

 

さっきまでの入れ食いが嘘のようだ。

 

友達は僕から離れ、ゴミに近いところに行った。

 

 

僕はなんとなく釣り糸を巻き上げる。キリキリ…

 

ぶどうちゃんは、どうしているだろうか。

 

水に沈めちゃってごめんね…

 

そんな事を思った、次の瞬間。

 

うえぇぇぇ!!!!

 

ぶどうちゃんに、友達が出来たかのように、

 

大量の幼虫みたいなのがくっついていた。

 

アブの幼虫??なんかやべぇやつ。

 

体から出入りしているようにも見える。

 

もうやめた!!もうやだ!!

 

汚い川なんかやだ!!叫びたかった。

 

 

昔、兄が、フライフィッシングをしていて

 

毛針を作ってるのを横で見ていた事がある。 

 

現地の虫を模した物を作るとかで、

 

攻略本みたいなのがあるのだが、

 

写真の虫とあんまり似てなくて笑った事があった。

 

リバーランズスルーイットだっけ??

 

映画があったよね。

 

 

友達が叫ぶ。

 

『うおわああああッ!!』

 

どうした!?お前のぶどうちゃんも

 

酷い目にあったのか!?

 

駆け寄ると、ゴミの方を指差す。

 

ん?なに?

 

それは、さっき、日光を反射して

 

緑に光っていた金属みたいな奴だった。

 

みると、それは犬。犬の首輪の鈴なの。

 

『うおわああああ!!!』

 

 

釣りに行こう

 

『いかねぇよ!!!!』