ただなんとなく生きてます

僕が天に召される日まで、ちまちま書いてみるよ。

ウォーキングツアー

こんばんわ。今日もただなんとなく書きます。

 

知り合いを亡くした。

 

とにかく優しい。穏やかな人。

 

生活に困った時に、僕の彼女に

 

お金を貸してくれた事もある。

 

僕よりも歳下なのにしっかりした人。

 

順番からいくと、僕が先だろうに。

 

 

過去に僕の知らないところで

 

お金を貸してくれてた負い目もあり、

 

自分の情けなさから、僕から歩み寄ることはなく

 

恩知らずに思われたかもしれない。

 

何をしても器用にこなす。

 

そんなあなたが、ただ、ただ、

 

羨ましかった。

 

受けた恩義は、あなたの家族に返したい。

 

 

引越しを繰り返したが、

 

あなたが写る写真を持っていた気がする。

 

僕の家にも来てくれていたね。

 

全部覚えているよ。忘れない。

 

 

僕の車が、あなたの倒れた地面を通過する。

 

タイヤ痕を目に焼き付けた。

 

…辛かったろう。

 

お礼を言ってなかったね。

 

彼女の葬儀で会ったのが最後になってしまった。

 

 

長く生きていると、悲しみを多く知るから

 

涙もろくなると言う。

 

その人の出来事を、自分の時の誰かと

 

重ねているからなんだろう。

 

冷静なあなたのように、

 

今回は、僕も冷静でいる。

 

3月までの間に、

 

4つの問題がこれから降りかかるが、

 

僕がどう動くかで決まるんだ。

 

冷静なあなたのように対処したい。

 

あなたの写真を見つけたら、

 

家族に渡しておくからね…

 

 

『ウォーキングツアー』という動画がある。

 

カラフルな、ねこちゃんみたいなのが

 

トコトコ歩く動画です。

 

少し、宗教に近く、なんとなく敬遠したが、

 

これは、亡くした人がいる人を、

 

そっと、あと押ししてくれる力があると思う。

 

 

最近の僕を、冷たい人とみんなが言う。

 

一緒に悲しみ、そして、悩み怒る事。

 

心の痛みに寄り添う。もちろんそうするが、

 

そこから半歩下がって、別な事を考えたい。

 

去年、自分がわんわん泣いたり、

 

理不尽な出来事に打ちのめされたりして

 

そんなふうに気がついた。

 

 

彼がそっちに逝ったよ。と、

 

僕は彼女に報告した。