ただなんとなく生きてます

僕が天に召される日まで、ちまちま書いてみるよ。

マッキー大好き!!

こんばんは。今日もただなんとなく書きます。

 

今年の5月に、彼女を失い

 

僕はうわついた日々を送っていた。

 

見かねた親友は

 

『歌を聴くといい』

 

そう言ってくれた。

 

この親友は、自分の持ち帰ったコロナで

 

母親を亡くしていた。

 

 

悲しい歌か…

 

まだ悲しみに遭わない頃、

 

泣ける歌ってのを職場で話した事があった。

 

いくつか教えられて聞いてみたけど

 

きっと、その人達が悲しくなるのは

 

その時に聞いていたとか、

 

その人が聞いていたとかなんだろうね。

 

聴くだけで泣けると、

 

スピッツのロビンソンを言われた。

 

イメージしてみる。

 

この歌は、高校の頃、友達が歌ってた。

 

モクモクにタバコの煙がこもるカラオケボックス

 

綺麗な声で歌ってたっけ。

 

僕は、歌は好きじゃないから

 

みんなの歌を聞いてるだけで安らいだ。

 

 

僕は、自分が聞いて悲しくなった歌を

 

車の中で聞いていた。

 

あの人を思い出す。

 

投げやりで生きて来た僕に好意を抱いてくれて

 

僕を選んだばかりに、寂しく病院で力尽きた。

 

僕に人生をかけたのに、ほんとうに役不足でしたよ。

 

最後の瞬間くらい、そばにいてあげたかった。

 

 

職場で僕は、遺品のマグカップを使っています。

 

誰にもそんな事言えないけどね。

 

今度、この人の娘さんが、

 

僕の仕事のルートに、お墓を選んでくれると言った。

 

 

もし、あなたが死別の悲しみに暮れて

 

涙を流しているのなら

 

この、いくつかの歌を送りたい。

 

dodoの『nirvana

 

RSPの『さくら〜あなたに出会えてよかった〜』

 

GReeeNの『空への手紙』

 

ハンバートハンバートの『おなじ話』

 

Lost  in Timeの『最後の頁』

 

ああ、英語が本当に苦手。

クリスタルケイの『バタフライガーデン』

 

槇原敬之の『HEY』

 

 

マッキーとは、油性ペンの事で

 

よく落書きに使った。

 

両方削った鉛筆の様に

 

細字、太字がいけるのもすごい。

 

どんな落書きをしてきたか、

 

全部は言えないけど…

 

 

この彼女に笑ってもらおうと、

 

アパートのフェンス代わりの植物、

 

葉っぱ、一枚一枚に

 

目と鼻と口を書いた。

 

意外に大きな木で、

 

見える範囲に全部書くのに、

 

40分もかかったよ。

 

f:id:mayoinekobujikaeru:20221211195843j:image

 

見せてみた。

 

『バカじゃん!』

 

笑いもしない。ダメか…

 

そこに、小学生が下校してきた。

 

みんな、口を、フグみたいに膨らましてる。

 

 

僕の葉っぱの前で立ち止まった奴が、

 

口から水を吹いた。

 

家まで、口に水を溜めて帰る遊びだった。

 

『はぃ!負け!』審判係の奴が言う。

 

『汚ねぇよ!これ、いつ仕込んだんだよ!』

 

他の2人も、葉っぱを見て、水を吹き出した。

 

彼女は言う。

 

『いい大人が書いたって、言って来なョ』

 

 

…みててくれ。生き方を互いに変えたが、

本当に、貴女が好きだった。

一度も言ってあげなかった言葉を今書いた。