ただなんとなく生きてます

僕が天に召される日まで、ちまちま書いてみるよ。

体育座りと星

こんばんわ。今日もただなんとなく書きます。

 

昔、仕事で辛い事が重なると

 

バイクにまたがって夜の海に行った。

 

暗闇の中、砂浜に寝っ転がって

 

海と星を1時間程度眺める。

 

もし、背中の下に、犬のフンでもあったら

 

叫んでしまうだろうな…とか、

 

くだらない事を考えながら空を見ていた。

 

 

暗闇の中話しかけられた。

 

『いいですね。夜の海。私もよくここに来るんです』

 

う、うわ!!こわっ!!なんだよ。こいつ…

 

いつからいたのか知らないが、

 

少し離れた横に、そいつも寝っ転がっていた。

 

忘れていた。ここの海、時々やべえのがいる。

 

サーフィンしてたら、全裸で逆立ちとかしてるやつを

 

昼間見た事があった。

 

…そうですね。少し寝ようと思います。

 

僕はそう言って、会話の広がりを抑え込んだ。

 

『風邪ひきますよぅ?』

 

その人は言った。

 

ちらっと横目で見ると、

 

その人は、1人で線香花火をしていた。

 

 

星を見る。そんなことがあったっけ…

 

僕は、星だけでなく、波の音も聞きに来ていたのだが

 

星を見た事を思い出していた。

 

…獅子座流星群ってやつだね。

 

仕事が終わったら、原付の後ろに職場の先輩乗せて、

 

裏山に向かい、2人で体育座りをした。

 

プールの後みたいに、口周りがガタガタ震えた。

 

すげぇ寒かったんだ。

 

散々待ってて、

 

来た流れ星は3個。

 

当時たくさん見れた人がいたら羨ましいや。

 

2日後、僕らの見ていた所で

 

白骨死体が見つかり、ニュースになった。

 

どっかの誰かの遺骸と、星を見ていた訳だよ。

 

さみい訳だね。

 

不可思議wonder boyって人が、

 

同じ事をしていたんじゃないかな?

 

って歌を歌っている。

 

思い出したかの様に、たまに聴く。