ただなんとなく生きてます

僕が天に召される日まで、ちまちま書いてみるよ。

なんとなく寄ります

こんばんわ。今日もただなんとなく書きます。

 

先日、コロナが蔓延しているところで仕事をした。

 

みんなが行くな!という場所に行ったんだ。

 

無駄で無謀な使命感が、大好きな人を巻き込んだ。

 

僕に1人では行かせないと、ついてきてくれて

 

僕よりも長く滞在した。

 

実際、その人の力がなければ、

 

僕は仕事をスムーズに終えられなかった。

 

今日、仕事を休んでいると連絡が入る。

 

ごめんね…ごめんね…ごめんね!!

 

今日は離れた地域にいたが、

 

帰社するなり、すぐに飛び出す。

 

僕はただ一目会いたくて車を走らせた。

 

持病があるのに入ったと聞いた。

 

僕を助けるために自分の危険も顧みない。

 

この病気は、ほんとに容赦ない。

 

弱った奴をしっかり殺してくる。

 

検査キットをこれでもかと渡し、

 

今後の静養に、ご飯も運ぶ約束をする。

 

 

暗い帰り道。

 

今の仕事になってから通らない道に向かう。

 

こんな夜なら、車も少ない。

 

ローソンに寄って、桃のサイダーを買った。

 

自分のバカさ加減に疲れた時は、

 

故人の面影を辿るんだ。

 

 

不思議と厳かな気持ちになる。

 

なんの巡り合わせか知らないが、

 

彼の事故現場と、彼女の家は徒歩1分もない。

 

車がいる中でわざわざやる行為でもないし

 

車が途絶えるのを待って、

 

そっとジュースをかけた。

 

血液の跡がないのがせめてもの救い。

 

そして彼女の家を通る。

 

いつも僕が帰る時に、手を振ってくれた階段。

 

いる訳ないのに視線を送る。

 

 

さてと、帰りますか。

 

ガコガコ動かして、ギアをトップに入れる。

 

今度、2人のお墓の場所を聞かないとね。

 

…不思議と気分が晴れた。