ただなんとなく生きてます

僕が天に召される日まで、ちまちま書いてみるよ。

犬の、ウーちゃん。

こんばんわ。今日もただなんとなく書きます。

 

犬の事ばかり書いてる。

 

このまま、犬の事ばかり、しばらく書くよ。

 

ビックリマンシールって知ってるかな?

 

僕はすごく集めてたよ。

 

第1弾っていうのかな。

 

全部集めたかったのに、

 

スーパーゼウスだけが出なかった。

 

次の、第2弾が出た頃、

 

小学校の校庭で遊んでたら

 

シーソーの下で、スーパーゼウスを拾った。

 

超嬉しくて、余計に集めるきっかけになったよ。

 

魔性ネロとか、せんとぼんみろくとか、

 

ヘッドロココ。ヤマト爆神なんてのもあったね。

 

1学年上の人達は、

 

ビックリマンジャンケンっていうのをしてた。

 

欲しいカード同士をかけて

 

ジャンケンで勝負してシールを獲得する。

 

負けたら目も当てられないが

 

いい遊びだと思った。

 

 

僕は小学1年生から集めていたので

 

結構な量を持っていた。

 

こいつらから狙われてしまったのだ。

 

『ジャンケンだ!!』

 

相手はスーパーデビル。

 

こちらのブラックゼウスを欲しがっている。

 

こういう時のジャンケン、

 

なぜか僕は強かった。

 

6枚ほどキラキラしたシール(ヘッド)を

 

手に入れたので、もうやめようとしたら、

 

相手は言う『勝ち逃げ禁止』

 

めんどくせぇ。

 

なら普通に交換すりゃいいのに。

 

こいつらの遊びの、底が見えた気がした。

 

 

この話を兄貴の友達にしたら、

 

もう一回、そいつらを呼びなよと言う。

 

この人は怖い犬を飼っていて

 

遊びに行く時、鎖はあるものの、

 

飛びかかって来て、恐ろしい思いをした。

 

クーン、クーンって、可愛い声を出すのに

 

手を出すと、強く噛んでくるという

 

現代なら、殺処分対象なやつでした。

 

目が合うだけで『ウー』って言うので

 

仲間内から、ウーちゃんと呼ばれていた。

 

 

ビックリマンジャンケン当日。

 

近所の公園が決戦の舞台。

 

この日の僕は、さらに調子が良かった。

 

ビックリマン以外に、ガムラツイスト

 

ラーメンバー。ハリマオウの伝説なんかの

 

シールも獲得していた。

 

その時です。

 

 

恐ろしい!!

 

なんと言う事でしょう。

 

僕らの遊んでいた公園に

 

犬が乱入して来た。

 

砂利を巻き上げながら、

 

子供を追い回す。

 

僕らは散り散りに逃げ出した。

 

犬が去った後には、

 

僕らのビックリマンシールが無くなっていた。

 

シールを入れているアルバムまでない。

 

大量に失った僕は、みんなから同情され

 

チャリのカゴに入れていて、被害を免れた人から

 

シールを何枚かもらった。

 

犬が怖くて、公園に戻らなかった奴が何人かいて

 

そいつらが、僕らのシールを盗んだのだろうという

 

公式記録が残った。

 

 

夕方、友達の家に行く。

 

『…ウー』

 

相変わらず怖い。

 

家に上がると、大量のシールが

 

僕の到着を待っていた。