ただなんとなく生きてます

僕が天に召される日まで、ちまちま書いてみるよ。

破滅の女性と、呪われた男。

こんばんわ。今日もただなんとなく書きます。

 

夜勤の仕事をしている時、

 

雨の駐輪場で、

 

男性と女性から話しかけられた。

 

当時、車が大嫌いで、

 

バイクしか乗らなかった。

 

 

『雨だから、送ってあげようか?』

 

いいですよ。カッパあるので。

 

突っぱねる。仕事だけでいい。

 

大して仲良くもないのに、

 

この2人は、なんなんだろうと思った。

 

 

別に友達なんか欲しくねぇけど、

 

僕に興味を持ったみたいなので

 

この2人がどんな奴なのか、なんとなく見てた。

 

一緒に来て、一緒に帰る。まぁ、夫婦なんだろうな。

 

夜勤で夜だけ一緒に働いている人なのか。

 

そんな感想を持った。

 

 

男性から、また話しかけられた。

 

送ってあげようかと。

 

そのあともまた。そのあともまた。

 

しまいに根負けして、

 

頼んでみたよ。送られると言うことは、

 

また迎えがあるじゃんね。

 

なんかのせられた気がするが、まぁいいか…

 

その夜、迎えに来たのは、女性の方だった。

 

 

僕のことを聞いてくるので

 

職場に着くまで色々と話した。

 

会社に着いた時に、女性は言った。

 

自分の娘を、僕に紹介したいと言うのだ。

 

僕は興味がないと話した。

 

実際、ほんとうにどうでもよかった。

 

 

一時期は、周りが結婚し始めて、

 

憧れた時期もあった。でも、ぼくは

 

化学薬品で曝露感作を起こした。

 

もし子供がいても、ひどいアレルギーかもしれないし

 

そして、僕が全身浮腫んだのは、

 

後に死因を調べる、追跡調査される様な薬品だった。

 

おまけに、自殺願望のある僕は、

 

人と接する事さえ、嫌気がさしていた。

 

だからひっそり夜勤を選んでいたのに。

 

 

何度か誘いがあった。娘の件は断る。

 

しまいにゃ、自分が僕を好きになったと言う。

 

公園で会ってくれないかと言われた。

 

普通の人なら、ここで行かない。

 

僕は行った。

 

僕に振られたら会社を辞めると言う。

 

んなもん、全然僕には関係ないが

 

僕は、生きているこの時間軸に魅力がない。

 

いつ死んでもいいと思ってるなら、

 

この人といてみるのはどうかなと思った。

 

この人からは危険な香りしかしない。

 

文面からお察しだと思いますが、

 

この人は、僕よりも年上。

 

僕とよく会話をする様になった時

 

横にいた彼氏みたいな人は退職した。

 

 

前の旦那さんは、

 

収入が良かった様で

 

この女性は、高級車に乗っている。

 

そんな上を知った人間が

 

僕なんかと付き合ったなら

 

どん底を味わうのは目に見えてんだろうに。

 

でも、今が良ければいいと話した。

 

家に呼ばれて遊びに行った。

 

駅の裏通りにある

 

昭和の時代のアパート。

 

ここで娘と暮らしていた。

 

2人と話し、たこ焼きを作ってもらった。

 

ベランダのお花を見せたいと言われて

 

ベランダに出た。

 

あ!!!

 

一番最初の就職で、仲の良かった上司の家の裏だ。

 

隣の飲み屋のライトのせいで

 

この上司の家の室内も、

 

この人の家の室内も、

 

暗い部屋は、妖しく青く光る。

 

 

2回目に行った時、

 

家の周りが張り紙だらけだった。

 

お金を返しましょう。

 

あなたは悪い人。

 

こんな張り紙が一面に…

 

近所に、似た様な人がいたし、

 

友達が車を担保にする仕事をしていた。

 

だいたい、この人の生活の質を理解した。

 

 

一緒に、この張り紙を剥がしている時

 

こんな人に、1人くらい味方がいてもいいよな。

 

そんなイカれた思考が僕に生まれていた。