ただなんとなく生きてます

僕が天に召される日まで、ちまちま書いてみるよ。

あの時声をかけなかった後悔

こんばんわ。今日もただなんとなく書きます。

 

題名のように、あの時声を…

 

そんな人は多いのではないでしょうか。

 

高校の卒業式の日…

 

やたら僕を可愛がってくれた体育教師が

 

お!って気がついて、僕の名前を呼んだ。

 

その先生は女生徒から、かなり人気があり

 

学年の違う色のジャージのコ達に囲まれていた。

 

硬派を気取ったのか、僕は聞こえないふりをした。

 

せめて、なんか声をかけてもよかったよね。

 

振り返って、手を振るくらいしてもよかった。

 

 

2ちゃんねるで前に見たカキコミ。

 

もう一回見ようとしても

 

どんなスレッドだったか思い出せなかった。

 

淡い恋心を抱いた人と、

 

卒業式の別れ。

 

二つ隣のホームで、その子を視界にとらえるも、

 

声をかけないまま時間は過ぎて

 

電車はVの字に離れて行く話なんだ。

 

 

僕は、高校を出て最初の仕事で

 

やたら可愛がってくれた人がいた。

 

その人は、僕がタバコばかり吸うのを見てるから

 

オイルライターをプレゼントしてくれた。

 

かなり古い物で、どう見ても高額。

 

フタの開け方、発火石の入れ方に特徴がある。

 

ものすごく気に入り、いつも身につけていた。

 

中のワタを、医療用の丸い脱脂綿に替えてあげたら

 

火のつき方がすごく優しい物になった。

 

2つのイニシャルがあり、

 

1918年製の物だった。

 

互いに退職して数年が経った。

 

互いの家から2時間近く離れた町で

 

その人を見たんだ。

 

工業団地。

 

僕は派遣会社のバス。

 

僕の生活は当時、相当すさみ

 

声をかけるのを躊躇した。

 

ライター、今でも持ってる!!!

 

そう言いたかった。

 

それが出来なかったのは、

 

そんな生活になった自分のせいだった。

 

 

今から二つ前の仕事で、

 

とんでもない人格者にあった。

 

事あるごとに助けてくれる。

 

エクセルを使う達人で

 

僕の仕事が楽になるように

 

仕組みの全く理解できない、マクロという技を

 

多用してるソフトばかり作ってくれた。

 

ある物を100個作った時の残りの液体。

 

作ったばかりの時の重さ。

 

乾燥した時の重さ…

 

机上の推論ではなく、

 

本当に誤差の少ない物でした。

 

おかげで、高卒の僕が作る物を

 

院卒の人たちが喜んだ。

 

その人が職場を去る時

 

感謝を伝えたいけど、

 

僕には渡すものがなかった。

 

同じくタバコを愛する人

 

当時、親戚がバタバタ死に、

 

周りからタバコをやめるように言われていた僕は

 

潮時だし、あのライターをこの人に渡した。

 

…本当に大事にしてくれる人が持つべきだから。

 

 

僕も、この仕事を辞めることになった。

 

知り合いに、仕事を手伝って欲しいと言われたんだ。

 

辞めないで欲しいとバシバシ説得される。

 

生まれて初めての経験で、

 

本当にここでは

 

大事に想われていたんだと思うと、

 

みんなに悪かったと思います。

 

 

次の仕事は、営業職。

 

工場で、帽子を目深にかぶる僕。

 

作業服で、モモにポッケがあるのが大好き。

 

そんな人間でしたから、

 

ネクタイ付ける仕事なんか久しぶりだった。

 

ネクタイできないから、

 

友達に輪っかをつくってもらった。

 

高校の先生から、絶対やるな!と言われた職種。

 

給料は半分になり、結果、失敗する。

 

唖然とする事を言われた。

 

本当は、来て欲しかったのは

 

キミのお兄さんの方だったんだよ。

 

 

再度、生活はすさみました。

 

だけどその仕事で今の社長に出会った。

 

社長は、自分が会社を起こす時

 

僕にいて欲しいと思って声をかけたんだって。

 

あ…それができる人だったんだ。

 

頭も悪いし、何か今の仕事に

 

優れているわけでもない。

 

だけど、人生最後の仕事として

 

この人のそばにいたいと思った。

 

 

僕が今いる会社、ネクタイもいらない。

 

作業服で、モモにポッケがある。

 

だけど営業職。

 

自由があふれる。

 

自分なりの努力を日々しています。