ただなんとなく生きてます

僕が天に召される日まで、ちまちま書いてみるよ。

いけないルナ先生

こんばんわ。今日もなんとなく書きます。

 

このタイトルは、お色気漫画。

 

昔、児童館においてあってさ

 

なんか、すげぇいやらしい内容で

 

今なら絶対に、児童館になんか置かない。

 

雨の日に児童館に行くと

 

だいたいみんなこの漫画を読んでいたっけ。

 

 

怪我をした外国人と出会った。

 

少し助けただけなのに

 

『やさしいひと。幸せになって』

 

そんな事を言われた。

 

もう会わないかと思っていたのに、

 

仕事で顔を合わせる事がある。

 

下心を出したつもりはないが

 

友達になることができた。

 

とにかく優しい。常に僕を心配する。

 

社長が僕らの関係を疑うほどになった。

 

 

仕事の帰りに月が出ていた。

 

遅くなってしまったね。

 

彼女は微笑む。

 

月の事を、なんと言うのですか?と、

 

僕は聞いてみた。

 

『ルナ!』彼女は微笑みながら言う。

 

『クワトロ クレシェンテ🎵』

 

月の満ち欠けで、呼び名が変わる様だ。

 

 

近年、外国人の増加が著しい。

 

僕に、こんな友達が出来るほどだもんね。

 

彼女の色気は相当なもので、

 

国際結婚を考える人ならイチコロだろう。

 

サンバの衣装で踊るそうだ。

 

僕がこの人とコンビを組んだりするのは

 

テトーナ(巨乳)だからですか?と陰口を言われる。

 

 

彼女は言う。『遠い昔から友達だったのかも🎵』と。

 

僕もそんな気がしてきた。波長が合う。

 

そんな彼女が、僕に提案をしてきた。

 

『私を利用して、言葉を覚えてください🎵』

 

『そうすれば、ずっと一緒にいられます』

 

『私はあなたから、優しい言葉を聞いています』

 

わざとらしいくらいに褒めてくれている。

 

 

中学3年の時、英語で0点を取った事がある。

 

そんな僕に、語学を教えてくれると言うのか!!

 

そんな事からコンビを組む事になった。

 

 

通訳として、僕のそばにいてくれる。

 

面白いから、日本人相手にも連れて行く。

 

職人が、僕のことをアホ!と言った。

 

彼女は言う。

 

『あのおっさん、あなたをニンニクと呼んでいます』

 

あっはっは。

 

2人で笑う。アホとは、ニンニクという意味なのか。

 

この日も帰りが遅くなった。

 

また2人で月を見た。

 

昔ゲームでさ、クレシェンテっていう弓を

 

装備した事があるんだ。月って意味なのか…

 

僕は月が好きだ。朝7:00くらいの青い月が…

 

そんな話をする僕を、微笑んで見ている。

 

結構可愛いな。そんなふうに思った。

 

 

数日後に大きな取引先に行く事になった。

 

ここで工事をしたら大きいな。

 

暇だから連れてってと、彼女が言う。

 

車に乗せようとしたら、僕に耳を見せてきた。

 

髪をかきあげる仕草も可愛い。

 

耳に、青い月のピアス。お、おお…

 

 

今回の現場は、陶芸の窯をもつ家。

 

頑張る僕らに好感を持ったのか、

 

ここの主人が僕らにお茶を入れてくれた。

 

そして、その茶器をくれると言うのだ。

 

変な形で、急須みたいなやつなの。

 

口を付けて吸う。なるほど、吸飲みってやつだ。

 

キョトンとしている彼女に、僕は説明した。

 

『きみの、コーン茶 くちつけて ちゅー!』

 

!!!!

 

彼女は、顔を真っ赤にして僕を見つめる。

 

なんだよ。やだな…つたわらないのか!?

 

『…わたしの生殖器に、キスですか…』

 

ごほっ!!そんな意味なのかよ!!!

 

 

帰りの車で僕は話す。

 

別なエリアでの仕事が入って、忙しくなる。

 

しばらく別行動だ。元気でいてね?

 

彼女は僕の手を触り頷いた。

 

また外国人の街に行く日があれば

 

是非ともまたコンビを組みたい。

 

そんな人でした。