こんばんわ。今日もただ、なんとなく書きます。
工場勤務をしている頃、いつも定時で終わり
帰宅して、ネットゲームをしていました。
そのゲームは、畑とかで収穫したりするやつ。
女の子のゲームって感じがしてた。
暇つぶしに1人でやっていました。
1人で建築とかして、たまに誰かの訪問がある。
チャットとかもあるけど、誰と話すわけでもなく
1人でちまちまやっていました。
ある日、そこにきてくれた女の子がいたの。
チャットで話し、妙に気が合った。
ゲームの中で、彼女になってもらいました。
頻繁にゲームの中で会うようになって
向こうが僕と会話がしたいと言ってくれた。
もう、舞い上がっちゃうよね。
滅多に人に電話番号なんか教えないけど、
この子に書いてみた。そしたら、なんか驚いてるの。
ラインだと思ったのに、直に電話番号だったから。
…会話をした。今まで味わったことのない
ゆったりした時間をもらいました。
声に聞き惚れるという、初めての経験をしたんだ。
僕は、深夜の公演から。
彼女は、種子島から。
打ち上げるロケットを見に来たと話していた。
住む世界が違うなぁ‥って思ったね。
その時、スマホを勧められた。
スマホに全く興味がなかったが、
この子と話せるなら！ってスマホに変えた。
初めて持ったのはiPhone 6のでかいやつ。
まぁ、うれしかった。
この子から説明を受けて買って、しかもお揃い。
ぎこちない操作が、あっという間に達人になった。
この子には、とんでもない才能があった。
説明が神がかってるの。
今僕がこうして書いてる文字も、
この子から習った。
離れてる人に、ここまでの説明はできないでしょう。
一気に、この子にのめり込んだよ。
工場勤務を辞めて、外回りの仕事になった。
次の目的地まで時間があると、
2人で会話をする。幸せそのものだったね。
類を見ない優しい声。
見せてくれる南国の写真。
神様は、変な偶然をくれて
僕の街には、この子の親戚がいた。
以来、付かず離れず10年。
癒しそのものな存在。
僕に何か悪いことがあると
絶妙なタイミングで連絡が来る。
祖母や、母親のようなテレパシーがある。
ある日、なんか元気がない話をしてくれた。
心配だったが、自分もめちゃめちゃな時期で
軽い会話で終わった。
昨日、久々にLINEをした。
入院して、5時間のオペをしたのだという。
僕はこの子に住所を教えたので
やたらと贈り物をされた。
どれも、こっちじゃ食えないものばかり。
普段会話してて、ネコが好きだと言ったら
ネコのタオルまで入っていた。
感謝しかなかった。
僕も贈りたいというと、
『なんもいらないョ。』っていうのさ。
送ってくる住所も、僕の住所。
『一緒に暮らしてるじゃん？』って言うのさ。
この子は神様に近い人なのかな…なんておもったり。
その子が、遠いところで弱っている。
僕に何ができるのか…無力さを味わった。
この子の家族も、たしか健康ではなく、
この子は入院を自分の車で行ったのかと思うと
なんか辛くなったよ。
『死が目の前だったから、
最後は神頼みしちゃったんだ。』
彼女はそうLINEを書いた。
くれた写真は南国の神社ばかり。
相当危なかったんだろう…
今は、経過観察なんだそうだ。
ある日を境に、電話をかけあうことは無くなった。
それがまた心配を増幅させる。
でも、どんな病気か聞くのが怖くて
電話でも、ラインでも聞けていない。
せめて、おんなじものが見れたらって、
昨夜、Instagramをインストールしてみたんだ。
彼女の行った、霧島の神社なんかを紹介してくれる。
いつも自分の弱いところばかり見せてたから、
むしろ、それが彼女にマイナスだったのかも。
久々に話して、愚痴ばかり聞かされたらやだもんね。
でも、彼女にすがってた。
これからは、いいことがあったら報告するの。
彼女に元気になってもらいたい。
僕なんかよりも、元気で長生きしてほしい。
今日も、副業を終えて、ローソンで喫煙。
南国の離島の写真とか、桜島。
元気をもらった写真のような物が僕にはない…
何を見せてあげりゃ喜んでくれるかな…
タバコを吸って吐く息がため息に変わった。
