ただなんとなく生きてます

僕が天に召される日まで、ちまちま書いてみるよ。

気まずいペットショップ

こんにちは。今日もただなんとなく書きます。

 

友達の家でファミコンやるのって楽しいよね。

 

友達の妹がお茶運んできて

 

ファミコンのコードに指引っ掛けて

 

ゲーム止まって台無しにされたり…

 

 

今日、おれんちでゲームやろうぜ!

 

友達が言った。

 

団地の四階。階段だからダルい。

 

おまけに、時々

 

ゲームを見てるだけって事もある。

 

自分ちにファミコンあるし

 

あの時間はいらないよね。

 

3人で向かう。

 

くにおくんとか、ランパートとか

 

意外に楽しいよね。

 

『おじゃましまぁす』

 

母親が出てきた。

 

子供達、今日は最初に工作してから

 

ゲームやろうね!お菓子もあるから!

 

工作…なんじゃいなそりゃ!!

 

箱を作り、水ぬりえを入れて

 

箱に、筆と、ひよこのスポンジを入れる。

 

箱を閉じたら完成。

 

それを2時間近くやらされた。

 

そのあとゲームなんか20分しかできなかった。

 

 

翌朝、昨日の友達が言う。

 

『うちの親に聞いたら、あれ内職だって!』

 

ぼくらは、内職をやらされたのか…

 

もらったおやつは、ナイススティック。

 

これを3つに切り分けたのが皿に出てきた。

 

もう行くのやめようゼ!あっはっは。

 

 

この前の内職息子が

 

学校に、エビを持ってきた。

 

すんげぇ可愛い。

 

どこで買ったのか聞くと

 

商店街のペットショップだった。

 

『今日行こうよ!親に車でいってもらおう!』

 

僕は嬉しくてお金を握りしめて

 

友達の家に向かった。

 

 

家に着いた。声が聞こえる。

 

『何いってんの?行けるわけないでしょ!』

 

(もう来ちゃうよ?どうしよう)

 

…ん 嫌な予感。

 

 

ピンポン押す。

 

静寂が訪れ、玄関が開いた。

 

エビちゃん買いに行こう!

 

僕は空気を読めない。

 

こいつの母親はムスっとして立ち上がる。

 

『ほら、行くならさっさとしなよ!』

 

玄関のクワガタを触る僕らに怒鳴る。

 

 

『早く乗んなよ!!』母親は怒りっぱなし。

 

気まずいけど、エビが欲しい。

 

車内で僕らは謝った。

 

ごめんなさぃ…

 

『ほんとだよ!!こっちも予定があるの』

 

ごめんなさい…

 

『あぁー!!うるさぃ!うるさぃ!!』

 

『ねぇ、気が散るから話しかけないで』

 

より気まずくなった。

 

 

ペットショップについた。

 

エビがいなかった。

 

僕は悩み出した。

 

クサガメを買うか、ゲンゴロウを買うか

 

ど、どっちがいいかな??

 

2人に聞いてみた。

 

友達は黙っていたが、母親は声をあげる。

 

『欲しいのなかったら帰る!!』

 

『そういうの、あんたのご両親は教えない?』

 

 

帰り道、車の中。

 

僕は空気を読めない。

 

あーぁ。来なきゃよかったぁ♪

 

『%#¥€2!!!!』

 

友達のおばちゃんは、聞き取れない大声を出した。