ただなんとなく生きてます

僕が天に召される日まで、ちまちま書いてみるよ。

幼なじみ

こんばんわ。今日も、ただなんとなく書きます。

 

幼なじみっていたかな?

 

僕の地域は、女の子しかおらず、

 

遊ぶ友達は女の子しかいなかった。

 

僕は虫とか採りたいのに、

 

違う遊びばかりさせられるんだ。

 

隣に住んでて『あそぼ?』っていわれりゃ、

 

断れない。仕方なく付き合うぜ!

 

ど、どんなあそびをするのかな??

 

 

野原に行く。

 

なんとなく可愛い!って思った植物を連れ帰り

 

各々の庭に植える遊び。

 

この子は、慈しみの心に溢れた子で

 

小さな植物を愛する。

 

僕が歩いてると、いきなり僕を引き寄せ

 

『ダメ!!』って。

 

見たら、足元に小さな花が咲いていた。

 

そのくせ、彼女の歩いた後に、潰れたコガネムシ

 

苦笑いだが、命の大切さを教えられた。

 

 

僕の植えた植物に

 

七色の草と彼女が名前をつけた物があった。

 

白、黄色、緑、ピンク。4色くらいの

 

スジが入る稲科の植物で、確かに綺麗。

 

秋には米みたいなのが実るんだ。

 

僕は高校一年の時に、この家を立ち退きするまで

 

大事に育てていたよ。

 

以来、どんなに注意して野原を見ようと、

 

この植物は見つからなかった。

 

レアな奴だったのだろうか…

 

 

この子は、可愛いと思う物を集める趣味があった。

 

『これかわいいの!』って言われて、見ると

 

食い終わったプリンの包装。

 

名糖 ぴよぴよぴーよんプリン

 

たはは…た、たしかにかわいい。

 

この子の趣味は僕にも伝染し、

 

こんなおっさんになった今でも

 

可愛い絵柄に弱い。

 

最近では、猫の首輪の説明書きにやられた。

 

[この首輪が木に引っかかっても、

 

猫の体重で外れます]とか書いてあんの。

 

その絵柄は、

 

木に首輪が引っかかり、猫が悲しい顔をしてるが、

 

次の絵では外れている。すげぇかわいい。

 

もし手にしていたなら、捨てられなかった事だろう。

 

この子と遊んでいると、性格が女の子みたいになる。

 

この子といない時でも、僕は花を摘み

 

鳥やネコに話しかけた。

 

周りの大人はそんな僕を心配したらしい。

 

 

 

僕はネコのぬいぐるみをもらい

 

すんげぇ大事にしていた。

 

白いネコなのだが、いつも一緒だった。

 

いつも持ってるから、白い猫は汚くなり、

 

黒い猫になってきた。僕は黒猫も好き。

 

公園に補助輪付きのチャリで行き

 

自転車のカゴに入れていたネコを、

 

公園のベンチに置いた。

 

ねこちゃん、ひなたぼっこ!

 

別れは突然訪れる。

 

…そのベンチの横にはゴミの集積場所があった。

 

そばの駄菓子屋にお菓子を買いに行き、

 

戻ってきて、ネコにも食べさせようとしたら

 

ネコはいなかった。

 

ゴミだと思って捨てられたのだ。

 

僕が可哀想だと、彼女は泣いた。

 

 

この幼なじみと、19歳で再会するのだが、

 

出会った場所は、ドラックストア。

 

あ!って思って近寄ると

 

紙パンツを彼氏と選んでいた。

 

そっか…ママになったのか…